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【スイス】マッターホルンビューのハイライト・ゴルナーグラートの絶景【縦断4日目】

今回の旅最大のメインイベントであった、Gornergrat・ゴルナーグラート展望台からZermatt・ツェルマットまでのハイキングコースについて紹介します。

ただひたすらMatterhorn・マッターホルンを眺めながら歩くことのできる贅沢すぎるコースです。途中、「逆さマッターホルン」で有名なRiffelsee・リッフェルゼーにも立ち寄ることができます。

難度の高い箇所はありませんので、基本的な装備(トレッキングシューズ、マウンテンパーカー等)と体力があれば初心者でも歩けるコースです。

Matterhorn・マッターホルンビューを心ゆくまで楽しみたい方に全力でオススメします。ぜひ旅の参考にしてみて下さい。

Contents

アクセス:Zermatt・ツェルマット>>>Gornargrat・ゴルナーグラート

展望台に行くには、Gornargrat・ゴルナーグラート鉄道を利用します。通年営業しており、四季折々の山岳風景を楽しむことができる、大人気の絶景登山鉄道です。

乗り場はZermatt・ツェルマット駅の目の前に位置しています。

停車駅は以下の通りです。

駅名標高
Zermatt・ツェルマット1,604m
Findelbach・フィンデルバッハ1,770m
Riffelalp・リッフェルアルプ2,210m
Riffelberg・リッフェルベルグ2,582m
Rotenboden・ローテンボーデン2,815m
Gornergrat・ゴルナーグラート3,089m

10:48にZermatt・ツェルマットを出発、11:21にGornargrat・ゴルナーグラートに到着しました。所要時間33分の列車の旅でした。

料金:Gornergrat・ゴルナーグラート鉄道

料金は毎年時期により異なるようです。私たちはZermatt・ツェルマット>>>Gornergrat・ゴルナーグラートまでの片道利用で、スイストラベルパスの半額割引を受け、一人当たりCHF22.5(スイスフラン)でした。詳しくはGornergrat・ゴルナーグラート鉄道の公式サイトをご覧下さい。

♫ゴルナーグラート鉄道 公式サイトはこちら

https://www.gornergratbahn.ch/ja/夏/鉄道情報/料金/

♫スイストラベルパスの詳細と購入はこちら

https://www.raileurope-japan.com/pass/スイスパス

Gornergrat・ゴルナーグラート展望台から見た圧巻の風景

Gornergrat・ゴルナーグラート展望台からの景色は、言葉に表せないほどの素晴らしさです。ハイキング目的でなくても、この景色のためだけに登ってくる価値があるほどですよ。

目の前にはMatterhorn・マッターホルン。下から上まで、遮るものは何一つありません。早朝は大きな雲の帽子を被っており心配でしたが、幸いにも晴れてくれました。

Matterhorn・マッターホルンが呼吸をしているかのようです。

視線を左にずらしていくと、Gorner・ゴルナー氷河の織りなすうねるような曲線美がすぐ近くまで迫ります。写真左の双耳峰は、Mont Blanc・モンブランに続くヨーロッパアルプス第2位の高峰として知られるMonte Rosa・モンテローザ(4,634m)です。

ハイキングコースの概要:Gornergrat・ゴルナーグラート>>>Zermatt・ツェルマット

●コースタイム
一般的には約4時間
(※体育会系の夫のペースで歩いた結果、私たちのタイムは3時間30分でした。)

●歩行距離
11.5km

●標高差
1,485m

●歩いた印象
よく整備されたルートで、分岐点には必ず標識がありますので、安心して歩くことができます。

決して「緩やかな傾斜の下り坂」とは言えませんが、日本で初心者向けの登山コースなどに慣れ親しんでいる方であれば十分に歩けるレベルだと思います。

ただし、急な天候の変化への備え(雨具・防寒具)や、食料、水分の用意など、基本的な準備や心構えはもちろん必要です。

私たちの時は8月半ば、快晴であるが故に乾燥していて、全く日陰のない開けた場所で紫外線を浴び続けたので、想像以上に水分を必要とした記憶があります。展望台の売店で買うと割高になるので、Zermatt・ツェルマットで事前に調達しておくと良いでしょう。

また、長い下り坂が続きますので、膝に不安のある方はトレッキングポールを持っておくと安心です。

●その他
あまり時間がとれない方や、体力に自信のない方は、途中まで徒歩で下りそこから電車に乗り換えることもできます。

たとえば、Roten Boden・ローテンボーデンーRiffelberg・リッフェルベルグ間には、逆さマッターホルンで有名なRiffelsee・リッフェルゼーがありますので、1時間ほどでハイキング気分を味わうにはうってつけのコースです。

ハイキングコースの絶景写真集:Gornergrat・ゴルナーグラート>>>Zermatt・ツェルマット

ハイキング開始と共に、Matterhorn・マッターホルンに掛かっていた雲は背後へ移り、輪郭がくっきりと現れました。このコースの魅力はなんと言っても、常にMatterhorn・マッターホルンを見ながら歩くことができること。これ以上ない最高の条件に恵まれました。

Monte Rosa・モンテローザ側を振り返ると、思わず飛びたくなるような光景が広がっています。

360度、どこを見渡しても山、山、山・・・

少し下ると、逆さマッターホルンで有名なRiffelsee・リッフェルゼーが眼下に見えてきます。ちょうどGornergrat・ゴルナーグラート鉄道の電車が登ってくる場面にも遭遇することができました。

Matterhorn Glacier Paradise・マッターホルングレッシャーパラダイスから見たBreithorn・ブライトホルンもここでは違った表情を見せてくれています。

途中、逆走するハイカー数組とすれ違いましたが、このコースでGornergrat・ゴルナーグラート方面へ登っていくにはかなりの気力と体力が必要だと思います・・・!尊敬。

そうこうしているうちに、あっという間にRiffelsee・リッフェルゼーに辿り着きました。上から眺めるのとはまた違った趣のMatterhorn・マッターホルンに出会うことができました。

湖面に映り込む逆さマッターホルンで有名な場所ですが・・・今回は風が止まずその姿を見ることはできず、無念。それでも水辺の風景に心癒されます。

Riffelsee・リッフェルゼーの脇に聳え立つゴツゴツとした岩山はRiffelhorn・リッフェルホルンです。周辺の4,000m級の山々とは異なる風格を漂わせており、とても魅力的です。小さな山に見えますが、それでも標高は2,996m。なんと、日本の剣岳(2,998m)とほぼ同じ高さです。ヨーロッパアルプス、恐るべし。

湖を挟んでMatterhorn・マッターホルンの反対側には、Monte Rosa・モンテローザの姿が。夏の湖畔の風景と、万年雪のコントラストの美しさは溜息が出るほどです。

Riffelsee・リッフェルゼーの脇に伸びるコースを更に進んでいきます。

振り返るとRiffelhorn・リッフェルホルンが、先ほどとはまた違った迫力のある姿を見せてくれました。下から見上げるとその巨大さがよくわかります。

RIffelsee・リッフェルゼーを通過し、Matterhorn・マッターホルン方面の風景も変化を見せ始め、いつの間にか雲も出てきました。

人影もまばらになり、ここからはほぼ貸し切り状態で歩くことができました。さすがにZermattまで徒歩で下ろうとする人の割合は少ないのだと思います。

山間から除くBreithorn・ブライトホルンの姿です。同じ山でもどこから眺めるかにより印象が全く異なるのが不思議です。

突然、教会が現れました。こじんまりとしていますが、風格漂う佇まいです。

ついにZermatt・ツェルマットが見えてきました。雲行きが怪しくなってきたので足早に下っていきます。

さすがに疲れも出始め、無言でただ黙々と歩き続けます。

ここまで下りてきても、まだMatterhorn・マッターホルンの姿を見ることができます。最初より雲は増えましたが、私たちの冒険を最後まで見届けてくれそうです。

水の流れる音に癒されながら、あともう少しだけ頑張って歩いていきます。

最後はほんの少しだけ雨に降られました。

ハイキングコースから撮影した最後のMatterhorn・マッターホルンです。

開始から3時間30分後、無事Zermatt・ツェルマットに到着しました!素敵すぎるストリートミュージシャンの歌声に出迎えられ、感慨もひとしおです。

この後は疲労と空腹に耐えきれず、慌ててマクドナルドに駆け込み、ハンバーガーとポテトを爆食いしてしまいました。今考えたら、もう少しましな打ち上げの仕方があったのではないか、と思います。これがこの日の唯一の後悔です(笑)

「Matterhorn・マッターホルンが見たい!」
この一言だけで始まった旅ですが、期待を遥かに超える形で夢が実現し、一生の宝となる経験をすることができました。登る技術はないけれど、Matterhorn・マッターホルンの魅力を心ゆくまで味わいたい方は、ぜひGornergrat・ゴルナーグラートへ。

Profile
Okappachi

旅をこよなく愛する夫婦です。2人で旅とライフスタイルのブログを運営しています。得意分野は、限られた日数で・個人手配で行く・大自然の絶景を巡る旅。これまでに訪れた場所に関する情報、常識や慣習にとらわれない夫婦のライフスタイルなどについて発信しています。

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