こんにちは♫Okappachiです。
今回はウルホ・ケッコネン国立公園の絶景ハイキングコースを紹介します!
1日目はウォーミングアップとして約1時間で周れる<Aurorapolku Circle Trail>を歩きましたが、2日目は本格的なハイキングコース<Rumakuru Circle Trail>を選びました。
難度の高い箇所は全くありませんので、初心者でも問題なく歩けますが、全長約14kmと距離が長めなので健脚向きかもしれません。
しかし、頑張った分だけ北極圏の壮大な大自然による素晴らしい絶景に出会えるコースなので、体力に自信があり時間の許す方はぜひチャレンジしてみて下さい。
Contents
基本情報:Rumakuru Circle Trail
✔︎全長・約14km
✔︎標高差・約110m
✔︎所要時間・約3〜6時間
✔︎北極圏の神秘的な森の風景
✔︎森林限界を超えた先の360℃パノラマ
▶️ウルホ・ケッコネン国立公園公式サイト・トレイル一覧はこちら
▶️サーリセルカから国立公園入り口へのアクセスはこちら
「Rumakuru」とは山小屋の名前で、簡素な山小屋と焚き火スペースがあります。
ゴール地点としては少々地味な場所ではありますが、そこに至るまでの道のりは変化に富み、美しさも格別です。
山小屋までは「Rumakuru」の標識が示す方向へ、その先は「Saariselkä」に向かって歩きます。地図と合わせて確認するようにして下さい。
写真集:Rumakuru Circle Trail
1日目とは打って変わって、天気は快晴。
曇り空の中で眺める森の景色はとても幻想的で魅力がありましたが、それでもやっぱり青空には敵わないね、と話しながら、輝く森の美しさに終始感動していました。
北極圏という厳しい環境下で育つ植物であるからか、木々の葉、草や苔、全ての緑の1つ1つが小さく、粒子の細かいモザイクのように見えてきます。
そこに日の光が差し込むと、森全体が光ります。
しばらく歩くと、背丈の低い木々が多くなり間隔が広がっていくことで、いつの間にか森林限界が近づいていたことに気がつきます。
やがて急に展望が開け、このコースのハイライトとも言える場所に辿り着きます。
360℃のパノラマ!見渡す限り大自然!
途中、道を横切る野生のトナカイに遭遇しました。
視線で追いかけると、丘の上にはさらにたくさんのトナカイたちが。
カメラを向けると動きが止まり、なぜかカメラ目線に・・・
このような場所に来て動物に遭遇すると、こんな大自然の絶景に囲まれて生きているなんて羨しい!と毎回思うのですが、それは自然の本当の厳しさを知らないからこそ言えることなのだ、と後から冷静になって思います。
パノラマエリア(勝手に命名)を通過し、再び森へと続く道を進んでいきます。
この看板が見えたら、目的地はすぐそこです。
ただ地面に置かれているだけなのであまりにも頼りなく、今もまだ変わらずそこにあるのかどうかはわかりません・・・
「Rumakuru」は小さな山小屋で、焚き火スペースもありちょっとした広場のようになっていますが、写真を撮るのも忘れてしまうほどパッとしない場所です。
目の前には断崖絶壁の山(丘?)がそびえます。
登る道もあるようでしたが、私たちは下から眺めるだけにしておきました。
遠目に見える人の行方を追いながら、しばしランチ休憩です。
事前に村のスーパーで調達しておいたクロワッサンとアップルパイを、この青空の下で食べるのは至福のひと時でした。
帰りは来た道とは違うルートでサーリセルカを目指していきます。
午前中は雲一つない快晴でしたが、午後になって急に雲が出てきました。
冬場はスキー用のコースとして使われている道のようです。
往路で通ってきた道と比べ、木々が倒れまくっていたり斜面の肌が見えていたりと、かなり荒々しい印象を受けます。
雲行きもますます怪しくなってきて、少し不安になってきました・・・
本当にサーリセルカまで辿り着けるのか心配になりながら歩いていた時に、同じ道を歩いていた家族連れのハイカーからCokeの差し入れをいただき、思わぬ人の優しさに触れました。
最初はどうなることかと思いましたが、こちらの道もかなり変化に富んでおり、つい足を止めてしまうような景色にもたくさん出会うことができました。
やがて、ついに「サーリセルカまで1km」の看板を発見しました。
富士登山の時にも感じたことがありますが、ゴールの直前が一番きつい。
疲れ果てて、しばしベンチに突っ伏して最後の休憩をとります・・・
最後の力を振り絞って歩き始めてすぐ、人の生活の気配が漂って来ると同時に、再び多くのトナカイに遭遇しました。
この辺りのトナカイは人間に慣れているのか、少しだけ近づいてカメラを向けても全く動じることはありませんでした。
人間とトナカイが共存する村、サーリセルカへ無事に到着です。
撮影日:2017年8月14日
by Okappachi
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